季節ネタです。
かぼちゃの季節にぴったりの曲をご紹介!
今回ご紹介する曲は、HELLOWEEN「Eagle Fly Free(イーグルフライフリー)」。
もしかしたら渋谷のスクランブル交差点やらバーやらで、若人が合唱するような未来が来るかもしれない(無い)。
ということで今のうちに仕込んでみました。
この当時は渋谷が混雑して大変!みたいな平和なニュースがあったりして、自分も軽いノリでこんなブログ記事を書きましたが、今(2021/10/30)読むとコロナ以前の平和なころを思い出して、少し悲しいです。
HELLOWEEN(ハロウィン)って誰?
簡単にご説明。
ハロウィンはドイツはハンブルグ出身のへヴィメタルバンドです。
英語で歌っています。
自分もこの界隈は明るくないのですが、メロディック・パワー・メタルとか、メロディック・スピード・メタル(通称メロスピ)と呼ばれるジャンルの人たちです。
日本でこのタイプのメタルはかなり人気があるイメージ。
自分の印象では「80年代~90年代に日本で人気のメタル」というとこのスタイルが思い浮かびます。
オーケストラクラシックのご当地さながらの、メロディ豊かな曲展開にパワフルで重厚なアンサンブルが特徴のメタルです。
歌詞もどちらかとえば過激さというよりは、勇壮でファンタジックだったり、意外と現代的な問題定義を垣間見せる、「ロックだけど話のわかるタイプ」のキャラクターです。
この人たちがオリジネイターみたいなところもあるので、「ジャーマンメタル」と呼ばれていたこともあります。
その後、同じスタイルのバンドが世界各地に登場したので、次第に「ジャーマン~」ではなく「パワーメタル」とか「メロスピ」といった名称で呼ばれるようになりました。
あとバンド名はやっぱり例の有名ホラー映画からという説があるみたいですね。
有名な曲以外聴いたことなかったので…
今回あらためて聴いてみたらけっこうメイデンっぽい感じがあったりしますね。
デビューフルアルバム(カイ・ハンセンが歌っているやつ)はメガデス?って印象も。
ボーカルによっても印象って変わりますしね。
Eagle Fly Free(イーグルフライフリー)の魅力!
ハロウィンを知っている方なら絶対おすすめするであろう名曲がこちら。
「Keeper of the seven keys part2(邦題:守護神伝 第2章)」収録。
なんなら愛らしさもある、パワフルなメロディ進行で喜びのまま突き進み終わる!みたいな印象の曲です。
ではここが聴きどころ!というポイントをご紹介しましょう。
上のリンクのSpotifyはめっちゃ音でかいですが(Spotifyのこのリンク窓のプレイヤーって音量でかいですよね…)。CDなどで今聴くと、少しミックス上、音が小さく感じる環境の方もいるかも。
そんな場合は、少しボリュームを上げ目にして聴くと、まろやかで丸みのあるサウンドの壁を体感できますよ!
歌詞は意外に現代の社会について
「ファンタジーな内容の歌詞を歌っている」とばかり言われるこのジャンル(パワーメタル)。
意外にもイーグルフライフリーは現代(当時)の社会問題に対する等身大の主張(しかもかなりまともな)です。
「人類の愚かさを嘆きながら、それでも人類は卑下せず自由に羽ばたいていかねばならない!」的な印象を持ちました。
重厚なイントロから爆走するAメロ
アルバムでは1曲目のインストからつながる感じではじまる本曲。
聴きはじめると、けっこうすぐに疾走感あるスピーディーなパートに巻き込まれます。
お?なんだなんだ?といううちにヅッタンドコタンヅッタンドコタンヅッタンドコタンヅッタンドコタンです。
まずはこのギャロップみたいな爆走リズムを楽しみましょう!
このリズムこそメロスピ!って感じです。
メロディはなんだか「アルプス一万尺」を思い出すような風味。
そしてブリッジからサビヘ。
ハイトーンボーカルが勇壮に歌い上げるサビ
サビを歌いやすいように、ひらがなカタカナで音を開いてみました。
男性はオクターブ下で歌うとちょうど良いかと思います。
れっとぅぴーぷるしぃ~
じゃぁーすっめいきっ ぃよぉおーおぅんうぇいー
りーヴタイムびはぁーーぃん
ふぉーろぉーざさぁぃん
とぅげぇーざぁ(だ)うぇー(る) ふらぁい
さんむでぇえーぃ
「イーグルフライフリ~ ~ !!」
キャッチーで覚えやすいメロディと、わかりやすい英語の歌詞でシンガロングにもってこいです。
サッカー競技場で応援に合唱されそうなレベルのキャッチーさです。
めっちゃ高いですけどカラオケで歌います。
ギターソロ!ベースソロ!ドラムソロ!
サビのメロディを味わうと、そのあとは各楽器が入れ替わり立ち代りソロパートで盛り上げます。
ギターソロにツインギターのアンサンブル。
そして間隙をつくかのようにベースのタッピングフレーズが登場!(途中のディロリロ ディロリロ 鳴っている部分です。)
おかわりのようなギターソロから今度はドラムソロ。
というように…。
楽器のソロパートは重厚なだけではありません。
空白の演出や、ファンキーにも感じるリズムの面白さが直線的な曲全体のテンポの中でフックになっています。
繰り返しながら盛り上げ高みへ舞い上がる演奏とボーカルによるフィナーレ
ほとんどオペラ劇のような豊かな展開がさすがはハンブルグ出身。
ラストのロングトーンのボーカルは息継ぎどこでしてるの?という長さでついつい真似しちゃいます。
サビとこの最後のロングトーンは合唱にぴったりです。
秋の合唱コンクールの課題曲に「イーグルフライフリー」いかがでしょう?
まとめ
ハロウィンのアルバムを聴いてみると、彼ら自身はかなりバリエーション豊かな楽曲をやっていますね。
正直、全編ツーバスドコドコなイーグルフライフリー山盛りみたいな感じかと思っていたのですが、それは偏見でした。
おそらくこのスタイルがあまりにもキャッチーで魅力的だったので、たくさんのフォロワーソングが生まれたのだと想像します。
そのフォロワーたちに再生産されすぎて自分はそれを聴いて勘違いしていた、ということかも(なのでイーグルフライフリーを初めて聴いたときも、初めてでないかのように自然に入ってきました)。
この機会に過去のアルバムを聴いてみます。
では!ハッピーハロウィン。
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