現地観戦感想!ボクシングの試合を生で観たいことが無いので、友達と良い機会だから観に行ってきました。そしたらこれが最高すぎる試合で感動しました。という記事です。
井上vsフルトン戦、一生の思い出になる体験だった
大げさに感想をまとめるとこうなります。
自分はボクシングどころかスポーツ観戦もめったに行かないなので、貴重な体験でした。
生で観るボクシングって素晴らしいですね。
少し変な表現ですが、そういう新しい趣味・文化に自分が良い感じの立ち回りで触れることが出来たのが嬉しい。いやあ観に行って良かったー。
YouTubeでナーチャリングされたボクシング観戦門外漢が魅了される
WBC、WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。
そう突然に聞かされても、数年前の自分は「何それ?凄いの?」状態だったでしょう。
それが、11,000円のチケット代(一番遠い安い席です)を払って観戦に行くまでには、YouTubeの影響が大きいです。
YouTubeってすごいマーケティングツールだな、と実感しました。
井上選手のノックダウン集のような動画が最初のきっかけだったように思います。
そこからボクシングYouTubeチャンネルをいくつか見るうちに、少しずつ情報が蓄積されていきました。
自然にナーチャリング(顧客教育)されていたというわけですね。
そういえば、漫画「はじめの一歩」は元から好きでした。ただ、リアルのボクシングとフィクションでは異なる面もあります。
しかし、井上選手を軸に見ると、漫画のようなストーリー性が感じられて門外漢でも親しみやすかったですね。
そんな井上選手が挑戦する最強の敵が今回のスティーブン・フルトン選手。
わくわくして観に行った自分の期待を完全に満足させてそれ以上の内容でした。プロ選手お見事!
現地観戦!事前にどうなるかと思っていたポイントを徹底して押さえた満足感
アメリカの黒人選手で体格も大きい階級最強の選手。これに対して色々な事前情報が出回っていました。
もう完全にボクシングYouTubeチャンネルの釣り動画?を見すぎ状態ですね笑
しかし結果としては、それらに対して徹底的に答えが示された充実の内容でした。
以下は現地で観戦した感想です。
体格差の懸念
身長、リーチ、もしかしたら人種的な潜在能力、そういった懸念が今回の試合では何度も指摘されていました。
しかし、実際に試合が開始され生のリングで見る限りそこまでの差を感じなかったですね。
なんとなれば、足の太さ・身体の厚みなどは井上選手が勝っているように見えました。
実際の立ち回りでも、それらに苦戦しているような展開は無かったです。
クリンチを跳ね返す井上選手!クリンチ対策OKでしたね。
距離感が~の懸念
フルトン選手は広いスタンスをとってL字ガードに構え、奥行きのある態勢でジャブを打つかと思いきや、スタンスはそこまで広くなく、ガードも普通に上げているように見えました。
そのためか、距離的にも全然遠く感じなかったです。
最大のアドバンテージなのになぜ?とも思ったのですが、もしかしたら、どっしり広いスタンスでは移動に差し障るし、L字ガードで上半身をオープンにするには井上選手のパンチの威力は危険だったのかもしれないですね(この辺、あちこちの解説動画では、広いスタンスではあったようです。自分はもっと距離が遠いのかな?と想像していたので、広くなく感じたのかも)。
結果として、距離が遠くて苦戦~みたいな展開も無かったことになります。
スピード、技術が~懸念
防御技術、独特のリズム感、などテクニックでもフルトンは桁違いに凄い!という事前情報が聞かれていました。
これはまさにその通りで、遠くから見ているのに、リング上の二選手の動きはあまりにも速かった。
自分の知っている(リアル世界の)ボクシングじゃない。これはじめの一歩?
フェイントを絶えず掛け合って、高速で交わされるジャブの打ち合い&高速の回避などは、本当にアニメの戦闘シーンの高速のバトルみたいでめちゃくちゃカッコよかったですよ。
配信でも観ましたが、スピード感やばいです。
ただそれでも、ラウンドをほぼとっていたのは井上選手だった、ということもありますね。
そして十分対応できていたということで、懸念というより、期待した素晴らしい展開となった感じですかね。
ノックアウトできるのか?の懸念
上の階級、防御がうまい選手、ということがあり、勝つにしてもKOは厳しいのでは?という事前情報もあったようですが、結局KOしてしまいましたね。
自分はこれについてはどっちでも良かったのですが、上記のようにラウンドを取っていたことに加えて、期待されていた、KOでの勝利もやってしまうのを見て「僕が考えた最強の試合展開かよ!」とツッコミ入れたくなってしまいました笑
ある意味、判定で勝利し、KO勝利もした感じです。
強敵フルトン選手を一度の試合で2度倒したようなものですね。
前人未踏の記録も素晴らしいが、あの高速の技術バトルがまた観たい
Sバンタム級最強の選手を倒してしまったことで、井上選手はおそらく23年内にバンタム級に続いて、Sバンタム級でも四団体を統一してしまいそうです。「二階級四団体統一!」とかいうマンガみたいな展開になりますね(これを書いている2023年7月の、ちょうど月末に例の二人のウェルター級の四団体統一戦があり、それが「二階級四団体統一」の初記録になるのでは?というニュースを見ました。2023年凄いなー)。
記録も素晴らしいですが、自分はそれより、フェザー級でまたチャンピオンベルトを巡って二人が戦ってほしいな。と思いましたね。
あのボクシングじゃなくて別の何かみたいな高速バトルがまた観たいです。
人間ってあんな動きするんだなー。
ついでに:有明アリーナ周辺良い感じ
ちなみに初めて有明アリーナ(2019年竣工。最近できたのね)に行ったのですが、あの辺の景観や雰囲気最高ですね。
解放感があって、気分的に良い夏休みの思い出になりました(自分、出不精でカスのような休日を過ごしては後悔しがちなので…)。
近くのショッピングモール?複合施設の有明ガーデンが便利です。空いていて快適でした。
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