「イキュラスキュオラ!」漫画「異世界おじさん」感想レビュー

イキュラスキュオラ!マンガ異世界おじさん感想レビュー

ちょっと前に、以下の記事で知った「異世界おじさん」という漫画がめっちゃおもしろかったのでご紹介します。

【衝撃】ワンピースの尾田栄一郎先生が「ハマった」という漫画『異世界おじさん』を読んでみた結果 → 思ってたのと全然違った
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ワンピースの尾田栄一郎先生が「ハマった」」とのことで、どんな漫画かな?と試し読みしたら一気にはまりました。

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「異世界おじさん」は異世界転生していない俺にも夢をみせてくれる

物語はおじさんの甥っ子の視点を主にして、異世界帰りの叔父との生活をコミカルに描いていきます。

今「異世界転生もの」というライトノベルの流行のスタイルがあるそうです。
現実の世界からファンタジーの世界に(転生などして)行ってしまった主人公が、我々が普段消費しているゲームやアニメのお約束ごとにのっとって活躍してしまう…という、ある種の娯楽世界を仮想体験できるお決まりのスタイルです。

異世界転生とは (イセカイテンセイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
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「異世界おじさん」ではこの定型を踏襲してパロディにしており、現実と異世界でのさえなくもなんだか浮世離れした「おじさん」のコミカルな活躍を描いた作品となっています。

「異世界に行く話なんて感情移入できるか!」というあなたにオススメ

あまりにも流行ってあふれかえっている「異世界転生もの」ですが、ともすればご都合主義な展開に、「若者ならともなく、リアルにおじさんな俺がのめりこめるか!」という御仁もいらっしゃるかと存じます。

そんなあなたにこそ、ぴったり。
なぜなら「異世界から戻ってきたおじさん」の現実世界での話だからです。

異世界おじさん - Wikipedia

おじさんがカッコいい

17年の昏睡状態から目覚め、「異世界から帰ってきた」と主張するおじさんは、マンガの中では一見冴えない、外見もかっこよくない、中年のゲームオタクとして描写されています。

しかし、これが古式ゆかしい「かつていた本物のオタク」という風情で、めちゃくちゃカッコいいんです。

チャラチャラしていない自分なりの哲学をもった人格者で、たまにそのオタク的価値感の暴走で普通とは少し違った行動をとってしまうこともあるが、決してバカではない。というまさに昔いたタイプのオタク像です。

昨今ではいい年の大人が、流行に目ざとい女の子だろうが、年寄りだろうが、関係なく、本来は子供のためのものであったアニメ、マンガ、ゲームなどのオタクカルチャーを公然と「好きです・趣味です・はまってます」と主張できます。

17年前の世界=異世界では迫害の対象であったかもしれない「オタクのおじさん」は、別の意味でも異世界からやってきた存在かもしれません。

「セガファン」というロマン

とくにセガファンという設定は、わかりやすい「硬派なオタク」という印象を演出しています。

ご存知のように、かつてはアメリカで任天堂を相手に回しメガドライブ(ジェネシス)で覇権を誇り、国内でもセガサターン、ドリームキャストと、「クールで先進的なハード」を発表していたセガですが、現在ではゲームハード事業からは撤退しています。

セガファンのおじさんが17年間異世界に行っていた間に、現実世界ではセガの歴史のストーリーも流れていたんだ…という哀愁とロマンある設定も効いてます。

これが任天堂ファンとかではちょっと違うでしょう。

辛いときは「イキュラスキュオラ!」

異世界から戻ったおじさんには魔法の力が残っています。

そんな叔父さんが使う魔法の中でも記憶を消す魔法「イキュラスキュオラ」はその語感と、「辛いときにとりあえず記憶を消すことでやりすごす」という自虐なユーモアが面白く、本作の名台詞?となっています。

異世界から帰ってきて魔法を使うのは凄いことなのに、「辛い現実を忘れるためです」というのはなんとも皮肉たっぷりですね。

YouTuberという「今」感

その他魔法を使って生計を立てようとするおじさんですが、そのために選んだ仕事が「YouTuber」という展開も今っぽくて面白いです。

おじさんなりのゲーマー的やりこみ感が感じられるストイックで、生真面目なユーチューバー具合も見所です。

また、この今のネット界隈カルチャーと、過去からやってきたオタクの邂逅というまるでタイムスリップもののような、それこそYouTubeのリアクション動画のような趣も見所の一つですね。

実写化は?

みんなが嫌がる「実写化」ですが、僕は大好きで、本作もチャンスがあればぜひ観て見たいと思っています。

なんといってもスポンサーにセガさんがつく必要があるでしょう。

ファンタジー世界の描写も回想シーンとして限定的ながらありますので、それなりに工夫が必要かもしれませんが、登場人物もアパートで会話する数人だけ、と意外といけそうな気がします。

まとめ

ちょっと変わった本作。
くすっと笑える内容の漫画で、軽く読めるものを探している方にはおすすめです。

関連リンクなど

異世界おじさん
17年間の昏睡状態から目覚めたおじさんは、異世界「グランバハマル」からの帰還者だった……。現実→異世界→現実と渡り歩いたおじさんと、甥っ子たかふみによる、新感覚異世界&ジェネレーションギャップコメディ!
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